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ごあいさつ

            

 この度、5期会長をさせていただくことになりました、仙台大学の原田です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本学会が設立されて17年目を迎えます。 幼児体育の理論と実践の両立を目指し、学術的研究の進歩と発展を基に、「子どもたちの健康」「子どもたちの幸せ」といったことを、 幼児体育を通じて、広く社会へ啓蒙することを目的として設立されました。
 思い起こせば第1回学会大会は、早稲田大学において第1回アジア幼児体育・健康福祉シンポジウムと兼ねて開催されました。 台湾、韓国の先生方もお招きし、参加者は30名ほどの方だったと記憶をしています。こじんまりとした手弁当の学会でした。
 1期は米谷先生、2・3・4期と前橋先生の会長のもと、学会が運営され、今では、約250の個人会員、協力いただいている団体の規模となりました。
 さて、今の世の中、新型コロナウィルスの影響から、社会全体が制限のかかった生活を余儀なくされています。
 特に保育現場では、「三密」を避けるため、園内は換気をよくし、園での過ごしかたも、子ども同士が近距離で集まったり接触しすぎたりしないよう 保育をすすめています。しかし、子どもたちはどうしてもくっついていきがちなため、いつも以上に目を離せない上、 そのたびに注意しなければならないと聞いています。保育の現場は保育者も子どもも、普段なら注意されないようなことで叱られてしまうこと、 また叱らないといけないことがストレスになっているようです。
 ここ近年の幼児教育は、「自分に自信を持つこと」や「私はがんばれる」といった目標に向かって頑張る力、 「もうちょっと頑張ろう」や「ちょっと我慢しよう」といった感情をコントロール力、「〇〇したら喜んでくれるかなぁ」 といった人とうまくかかわる力という気持ちや感覚を育み、身につけることが、大人になってからの生活に大きな違いを生じさせるという 研究成果が出てきていると言われています。これらの力は、「非認知的能力(社会情動スキル)」と言われ、その心を育てるには乳幼児期に、 大人との基本的信頼・愛着関係を築くことが基盤となり、「自分は愛されている」、そして、「何かあれば助けてもらえる」といった 自己肯定感を高める環境があるから育つのであって、今、避けられている「三密」が根底になっているといっても過言ではありません。
 乳幼児期の運動遊びは、からだの育ちはもちろん、心の育ちにも影響を与えます。その中でも、人とのかかわりをもちながら遊ぶ「仲間づくりあそび」は、 運動を通して人間関係を築いていく社会性を育む要素が多く含まれています。
 仲間づくりあそびには、人とふれあいながら「力を合わせる(協力する)」や「力を比べる(競い合う)」といった動きを行うあそびがあります。 例えば、力をあわせる「なべなべそこぬけ」では、相手とリズムや力を合わせたり、力を比べる「背中ずもう」ではどっちの力が強いかを競い合います。 これらのあそびを行うと、最初の頃は、相手と上手く力合わせができずに力加減がわからず腕を無理やり引っ張ってしまったり、力比べでは、 強く押しすぎて相手に痛い思いをさせて喧嘩になったりといったトラブルがよく起こります。「勝ちたい」という 気持ちが強すぎると相手の気持ちを思いやる前に自分の力を100%出してしまい、その結果、相手に嫌な思いをさせる。 しかし、その失敗がいろいろなことに気づき、今度は加減をしようとか、自分の力を相手に合わせて調節することができるのです。 人を思いやる心は大人がすべてを教えるのではなく、日々の友達や保育者とのかかわりの中で、子ども自身が、他者の存在や思い、 ルールの必要性などに気づいていくプロセスを経験し、そのプロセスを援助していくことが大人の役割であると考えます。
 ただ、現状は、コロナ禍において、幼児期に大切な「密」を避けなければならない時代になっています。しかし、子どもたちの育ちには この「密」が必要不可欠で、今、私たち大人ができることは何かを真剣に考えなければならないと思っております。 そして、そこに幼児体育の期待、可能性、そして、値打があるのだと思っております。
 これからの幼児体育の研究と発展と仲間が集まる、信頼いただける学会へと飛躍していけるよう、最大の努力をして参りたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

                2021年1月吉日
                日本幼児体育学会 会長 原田 健次

新型コロナ(COVID-19)対応 家庭での子どもの過ごし方


 2020年、わが国では、新型コロナウイルス(COVID?L9)の感染拡大を防ぐために、悪戦苦闘の最中です。 全国の約 L,300 万人の子どもたちの健康管理上の留意点として、子どもの居場所の確保をすることが大事で、 そこでは、「消毒」や「手洗い」、「うがい」の励行、「タオルやハンカチ共用」の回避などが、 感染防止のための努力として、基本的には必要不可欠な事柄ということです。 集団感染というものは、換気の悪い密閉空間や、多くの人が密集している所、近距離での会話・発声のある場所で、 起こりやすい特徴がありますので、密閉空間に大人数が密集する所に、子どもたちを出かけさせることは控えたいものです。 つまり…続きを読む

子どものコロナ対策

 コロナ対策として、子どもたちにしてもらいたいことを、どのように伝えたらよいのでしょうか?  また、何を伝えたらよいのでしょうか。伝える内容や伝え方のポイント等を考えてみました。

 基本的に、子どもたちに伝えなければならないことは、「消毒」や「手洗い」、「うがい」の励行、 「タオルやハンカチ共用」の回避などが、感染防止のための努力として、必要不可欠な事柄ということです。
 集団感染というものは、換気の悪い密閉空間や多くの人が密集している所、近距離での会話・発声のある場所で、 密接になると起こりやすい特徴がありますので、密閉空間に大人数が密集し、密接する所に出かけさせないことが大切です。
 つまり…続きを読む

新型コロナウイルス感染症に伴う公園利用について

 東京や大阪といった都市部を中心に新型コロナウイルス感染症患者数が急増し、クラス ターの発生とともに、 感染源のわからない例が増加してきました。
そのため、行政から「緊急事態宣言」が発せられ、「外出の自粛」と「イベント開催の自粛」が要請されています。 「外出の自粛」は、生活維持のために必要な場合を除いて外出を自粛すること、「イベント開催の自粛」については、 生活の維持に必要なものを除く全てのイベントについて、規模や場所に関わらず開催を自粛することが要請されています。 「公園の利用」に関しては、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底する必要がある区域に指定されて、利用が禁止となっている地域があります。 感染拡大を食い止めるには、人と人との接触の機会を大幅に減らす必要があり、外出の自粛が必要ですし、 運動施設やレジャー施設などの閉鎖も余儀なくされています。 もちろん…続きを読む

いま私たちにできること…

2020年4月24日山陽新聞の記事(前橋明投稿)
こんなときだからこそ、子どもたちへ大切なことを、わかりやすく伝えたい。
早稲田大学教授/日本幼児体育学会会長 前橋 明先生の投稿された、2020年4月24日山陽新聞の記事です。
家族で取り組む良い機会としたいものです。

資格認定事務局 八巻

〜子どもたちの活き活きとした未来のために〜



食べて・動いて・よく寝よう!

〜設立趣意〜

 21世紀に入り、科学技術の発展により、人々の生活様式が変化し、 以前と比べて豊かになってきましたが、同時に、近代化の波は、 経済格差の広がりをみせ、便利さとは裏腹に、自然環境や 子どもたちを取り巻く社会環境のネガティブな変化、そして、 心身の健康にも負の影響を及ぼしています。結果、子どもたちの 運動に費やす時間が減少し、運動する場も少なくなり、生活は夜型化し、 就寝時刻が遅く、生活リズムが乱れてきています。 また、子どもの食生活も不規則になり、生活習慣病や肥満、運動不足などは、 増加傾向にあります。
 学会では、これまでの学術的研究の結果を踏まえ、 幼児の健康にとっての運動の重要性を認識し、諸地域の幼児体育に携わる幼児体育研究者と実践指導者、 保育・教育関係者が、お互いに協力・支援し合い、 理論的裏づけによる実践的な指導の普及・振興を図ろうと考えました。 また、保育・教育現場や地域で、健康づくりに寄与する運動あそびのレパートリーを増大し、 運動と栄養・休養との関連性や重要性を伝えられる指導者の育成が急務であると考え、 指導員の養成(資格認定事業)にも力を入れています。

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